総合診療医 キャリアの軌跡

総合診療医がどこで何をしているか、どのようなキャリアを歩んできたかを一覧で示すことで、学生や医師のキャリアを考える助けになることを目指しています。変更や削除の希望、ご意見・ご感想は記事にコメントをお願いします。

総合診療医一覧

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3−5年目6−10年目11−20年目21年目以上

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全国・海外

全国 男性 医師14年目 総合診療専門研修プログラム地域医療のススメ 指導医

海外 男性 医師17年目 クイーンズヘルスケアセンター(ハワイ)専門医

北海道

北海道 男性 医師22年目 更別村国民健康保険診療所 指導医

北海道 男性 医師20年目 手稲家庭医療クリニック 指導医

北海道 男性 医師33年目 名寄市立総合病院総合診療プログラム 指導医

北海道 男性 医師9年目 北海道家庭医療学センター家庭医療専門医コース 専門医

北海道 男性 医師17年目 札幌医科大学 総合診療専門研修 プログラム 指導医

北海道 男性 医師約20年目 函館稜北病院 指導医

北海道 男性 医師4年目 北海道家庭医療学センター家庭医療学専門医コース 専攻医

東北

青森

岩手 男性 医師40年目 岩手南部総合診療医養成プログラム 指導医

宮城 女性 医師7年目 みちのく家庭医療・総合診療研修プログラム 専門医 指導医

宮城 女性 医師16年目 みちのく家庭医療・総合診療研修プログラム 専門医 

秋田 男性 医師7年目 秋田大学アカデミック家庭医療・総合診療医育成プログラム 専門医

秋田 男性 医師10年目 秋田県家庭医・総合診療医養成プラグラムVer.2 専門医

山形 男性 医師7年目

福島 男性 医師11年目 大原綜合病院 指導医

福島 男性 医師17年目 大原総合病院ジェネラリスト養成プログラム、福島県立医科大学家庭医療学専門医コース 指導医

福島 男性 医師15年目 福島県立医科大学家庭医療学専門医コース 指導医

福島 男性 医師15年目 福島県立医科大学家庭医療専門医コース 専門医 指導医

関東

茨城 男性 医師25年目 指導医

茨城 女性 医師8年目かさまプログラム 専攻医

茨城 女性 医師15年目 つくば家庭医総合診療医プログラム 専門医 指導医

茨城 男性 医師39年目 誠潤会水戸病院 指導医 

栃木 男性 医師5年目

栃木 男性 医師23年目

栃木 女性 医師5年目 自治医大家庭医療後期研修プログラム専攻医

栃木 男性 医師8年目 自治医科大学地域医療後期研修プログラム 専門医 指導医

栃木 男性 医師17年目 自治医科大学地域医療後期研修プログラム 指導医

栃木 女性 医師25年目 自治医科大学地域医療後期研修プログラム 指導医

栃木 男性 医師16年目 栃木医療センター総合診療 後期研修プログラム 指導医

栃木 男性 医師3年目 獨協医科大学総合診療科家庭医プログラム 専攻医

栃木 女性 医師3年目 獨協医科大学

栃木 男性 医師10年目 獨協医科大学病院総合診療専門医養成プログラム指導医

群馬 男性 医師15年目 群馬家庭医療学センター、前橋協立病院家庭医療後期研修プログラム

群馬 女性 医師27年目 地域医療振興協会  西吾妻福祉病院 指導医

埼玉 男性 医師4年目 さいたま市民医療センター総合診療専門プログラム 専攻医

埼玉 男性 医師27年目 さいたま市民医療センター 指導医

千葉 男性 医師15年目 亀田ファミリークリニック館山家庭医診療科

東京 女性 医師4年目 専攻医

東京 男性 医師29年目 指導医

東京 男性 医師11年目 医療福祉生協連家庭医療学開発センター(CFMD) 専門医

東京 女性 医師8年目 王子生協病院 東京家庭医療レジデンシー 専門医

東京 女性 医師19年目 家庭医療学開発センター(CFMD)レジデンシー東京 専門医

東京 男性 医師7年目 慶應義塾大学 指導医

東京 女性 医師5年目 聖路加国際病院病院総合医・家庭医プログラム 専攻医

東京 女性 医師4年目 地域のススメ 東京北医療センター 総合診療科プログラム 専攻医

東京 女性 医師5年目 地域医療のススメ 専攻医

東京 女性 医師7年目 地域医療のススメ 専攻医

東京 女性 医師5年目 東京北医療センター 専攻医

東京 男性 医師5年目 東京北医療センター 専攻医

東京 男性 医師14年目 東京北医療センター 指導医

東京 女性 医師6年目 東京北医療センター 病院総合医プログラム、JADECOM 地域医療のススメ 専攻医

東京 男性 医師4年目 東京北医療センター総合診療科 地域医療のススメ 専攻医

東京 男性 医師7年目 東京北医療センター総合診療科、地域医療のススメ 専攻医

東京 男性 医師28年目 東京大学医学系研究科医学教育国際研究センター 指導医

東京 女性 医師26年目 東都文京病院 指導医

神奈川 男性 医師32年目 指導医

神奈川 女性 医師16年目 日本医療生協連合会家庭医療学開発センター(CFMD東京) 指導医

神奈川 男性 医師10年目 CFMDレジデンシー東京 指導医 

中部

新潟 男性 医師7年目 上越総合病院後期研修プログラム 専門医

富山 男性 医師5年目 とやま総合診療専攻研修プログラム 専攻医

富山 男性 医師5年目 とやまNANTO-RENKEI総合診療医養成プログラム 専攻医

富山 男性 医師8年目 とやまNANTO-RENKEI総合診療医養成プログラム 指導医

富山 男性 医師11年目 とやまNANTO-RENKEI総合診療医養成プログラム 指導医

石川 女性 医師4年目 北陸総合診療コンソーシアム恵寿プログラム専攻医

福井 男性 医師5年目 福井大学救急に強い総合診療医養成コース 専攻医

山梨

長野 男性 医師13年目 大町市立総合病院 指導医

岐阜 女性 医師30年目 専門医

静岡 女性 医師15年目 三島共立病院 専門医 指導医

静岡 男性 医師5年目 静岡家庭医養成プログラム/浜松医科大学総合診療専門研修プログラム 専攻医

愛知 男性 医師13年目 名古屋大学医学部附属病院総合診療科 専門医 指導医

愛知 男性 医師8年目 藤田医科大学総合診療プログラム 専攻医

近畿

三重 男性 医師12年目 名張市立病院総合診療科 指導医

滋賀 男性 医師6年目 医療生協こうせい駅前診療所 専門医 指導医

滋賀 男性 医師8年目 東近江地域家庭医療学後期研修プログラム 専門医 指導医

滋賀 男性 医師14年目 弓削メディカルクリニック 開業前研修プログラム

京都 男性 医師9年目 関西家庭医療学センター/金井病院 専門医 指導医

京都 男性 医師8年目 京都家庭医療学センター 専門医 指導医

京都 男性 医師22年目 京都家庭医療学センター ふくちやま協立診療所 指導医

京都 男性 医師23年目 市立福知山市民病院 指導医

京都 男性 医師9年目 洛和会丸太町病院 総合診療専門医プログラム 指導医

大阪 男性 医師30年目 指導医

大阪 女性 医師6年目 大阪家庭医療総合診療センター 専攻医

兵庫 男性 医師19年目 明石医療センター 専門医 指導医

兵庫 男性 医師9年目 神戸市立医療センター中央市民病院 総合診療科 指導医

兵庫 男性 医師6年目 丹波柏原地域総合医プログラム 専門医

奈良 男性 医師3年目 地域医療のススメ 専攻医

奈良 男性 医師10年目 地域医療のススメ奈良 指導医

奈良 男性 医師8年目 南奈良総合医療センター 総合診療専門研修プログラム 専門医 指導医

和歌山

中国

鳥取

島根 女性 医師16年目 浜田市国保診療所連合体 専門医 指導医

島根 男性 医師24年目 隠岐病院 指導医

岡山 女性 医師15年目 岡山家庭医療センター 専門医 指導医

岡山 男性 医師6年目 岡山家庭医療専門医プログラム 専攻医

岡山 女性 医師3年目 岡山協立病院総合診療プログラム 専攻医

岡山 男性 医師3年目 岡山総合診療専門医コース 専攻医

岡山 男性 医師16年目 倉敷中央病院 備中総合診療専門研修プログラム 指導医

広島 男性 医師9年目 広島大学医学部地域医療システム学講座 専門医 指導医

広島 女性 医師6年目 備後地区家庭医療専門研修プログラム 専門医

山口 女性 医師3年目 長州総合診療プログラム 専攻医

山口 男性 医師8年目 長州総合診療プログラム 専攻医

山口 男性 医師5年目 山口大学総合診療プログラム 専攻医

山口 男性 医師9年目 山口大学総合診療プログラム 専門医

山口 男性 医師20年目 山口大学医学部附属病院 総合診療部 指導医 プログラムディレクター

四国

徳島 男性 医師25年目  美馬市国民健康保険木屋平診療所 指導医

香川

愛媛 男性 医師5年目 医療福祉生協連家庭医療学開発センター せとうち 専攻医

愛媛 医療福祉生協連家庭医療学開発センター せとうち 医師

愛媛 男性 医師13年目 愛媛県四国中央市HITO病院 総合診療科 専門医

高知 男性 医師42年目 高知大学医学部家庭医療学講座 指導医

九州・沖縄

福岡 男性 医師14年目 飯塚・頴田家庭医療/総合診療専門研修プログラム 指導医

佐賀 女性 医師15年目 唐津市民病院きたはた総合診療専門研修プログラム 専門医 指導医

福岡 男性 医師6年目 飯塚・頴田総合診療専門研修プログラム 専攻医

長崎

熊本

大分 女性 医師4年目 豊の国大分総合診療専門研修プログラム 専攻医

宮崎

鹿児島

沖縄 男性 医師4年目 沖縄県立中部病院 総合診療科 島医者養成コース 専攻医 

沖縄 男性 医師5年目 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター プライマリケアコース 専攻医

沖縄 女性 医師7年目 沖縄県立中部病院島医者養成プログラム 指導医

大学院

男性 医師10年目 九州大学大学院 指導医

男性 医師8年目 オランダ 大学院 専門医

都道府県、五十音、昇順

125. 宮城県 女性 医師16年目

出身大学はどこですか?
秋田大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
坂総合病院


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
みちのく総合診療・家庭医療専門研修プログラムver.1


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
麻酔科3か月(全身管理など)、長町病院内科(外来、入院、在宅、救急)6か月、坂総合病院総合診療科(外来、入院、在宅)3か月


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
坂総合病院小児科6か月(週1回内科外来)、坂総合病院総合診療科(外来、入院、在宅、救急)6か月


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
坂総合病院付属クリニック在宅科6か月、坂総合病院総合診療科(外来、入院、在宅)6か月

それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
健和会町上津役診療所(北九州7か月)、福井大学医学部附属病院総合診療科(1年間)、オレンジホームケアクリニック(週1回、1年間)、坂総合病院総合診療科


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
坂総合病院総合診療科(外来、入院)、介護老人福祉施設(80床)の嘱託医、特別養護老人ホーム(19床)の嘱託医、しばた協働クリニック(外来、週1回)


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
初期研修2年目、進路に悩んでいて「なにをやりたいか」について指導医と話をしていたとき、ニーズに応えたいというのが一番にあったことを伝えいろいろ話をしていたら総合診療、家庭医療に行き着いた。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
自分のやりたいことにマッチしていた。そして、ちょうど3学会が合同しプライマリ・ケア 連合学会ができるタイミングでプログラム募集していたのを知った管理部の先生が、私の意向があるならプログラム申請するよ、と言ってくれてトントン拍子で話が進んでいった。


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
初期研修先の病院から奨学金を借りていたこと、そこでプログラムを作ってくれるということでそのまま残って第一号として専攻医になった。


進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
その地域のニーズに応えるべく研修内容を組み立てていけること。


専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
一期生だったのでどうやって専門医になれるのか心配だったが、すでに先行してプログラムを持ち多数の専門医を輩出しているプログラムの先生を招聘して月1回のレクチャーや振り返りなどしっかり指導いただき、専攻医とともに指導医も成長できた。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
とりあえず診る、断らない、困ったときに適切な人、部署につなげることができるようになった。自分の関われる範囲が広がった。


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
妊娠、出産、子育てしながらのポートフォリオ作成、専門医試験の準備は大変だった。業務時間内にその時間を確保してもらったり、休暇をとってその時間にあてたりした。


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
無理をしない。適度に休み人に頼る。電化製品、家事代行など使えるものは使う。


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
後進育成、臨床研究


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
幅広く楽しい分野なので飽きずにずっと勉強しながらやっていけます。

124.秋田 男性 医師10年目

出身大学はどこですか?
秋田大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
秋田大学医学部附属病院
小児科専攻医


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
秋田県家庭医・総合診療医養成プラグラムVer.2


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
秋田厚生医療センター 救急総合診療部


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
秋田厚生医療センター 救急総合診療部


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
藤原記念病院 内科


それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
藤原記念病院 内科


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
藤原記念病院 内科


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
寺澤先生の講義


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
一度医業を続ける事を諦めてから旅をして、たくさんの人と出会って、手の届く範囲の人に、必要とされる医療を提供できるスキルを身に付けられるのではと思ったから


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
悩むだけなので、しなかった


進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
たまたま声をかけてもらい、やってみる機会に恵まれたから


専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
体力的にもつかどうか


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
本人や家族から、先生で良かったと言われた時は、報われた気がした


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
他に専攻医がいなかった
情報を得る手段を見つけられずにいた

休めるときに参加できる県外の研修会で、教えてもらった


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
無理しない
趣味を持つ
医療関係者以外に友人を持つ


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
誰かの生きがいを維持する、もしくは作る場所づくり


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
進路や行き先で悩んだら、とりあえず興味があることをやってみましょう。
同じような人や、同じようにした先を歩いている人が思ったよりたくさんいます。

 

123.北海道 男性 医師4年目

出身大学はどこですか?
大阪医科大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
市立奈良病院


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
北海道家庭医療学センター家庭医療学専門医コース


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
帯広協会病院で総合診療科研修と内科研修を行いました


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
専攻医1年目に引き続き引き続き帯広協会病院で救急科,小児科など研修を行っています


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
三重県のとある島の診療所に見学にいったのがはじまりでした。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
大学5年の時,テレビで某ドクターGの番組をたまたま見ていて,現所属の理事長が出演しており「たまたま訪問診療に行った時に出会った患者さんのお嫁さんの表情をみておかしいなと思い診察するよう声を掛けた。最終診断はご主人の蹴られたという証言。家族も診断や治療に巻き込むことが大事」というメッセージを最後に仰っていました。それを聞いたとき,自分がやりたい医療はこれだっと思い,今のプログラムを選択しました。


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
プログラムの卒業生の先生にお会いして話を聞いたり,説明会に参加したりして情報収集しました。


進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
指導医が豊富にいること,専門医取得後のキャリアパスがはっきりしていたこと


専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
いわゆる「やさしいやぶ医者」になってしまわないか,という不安はありました。まだ完全に払拭できたとは思いませんが,生涯学習の視点と,総合診療医としての専門性を高めることでそのような指摘を免れるようになるのではと思うこの頃です。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
患者さんやコメディカルから話しやすいとか,何でも相談しやすいと声をかけてもらえることがあること

 

家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
家庭医療,総合診療はまだまだマイナーな領域のイメージがあるかもしれませんが,非医療者にとってはとてもニーズのある仕事だと感じますし,やっていること・やりたいことを伝えるととても鮮明にイメージしてもらいやすい領域だと感じます。そして今はまだ見えにくいかも知れませんが,我々にしかできない仕事はたしかに存在します。これからそういった面をもっともっとアピールできるように,家庭医療が普通に地域の医療にありふれたものとなるように,一緒に学んでいきませんか!?


122.沖縄 女性 医師7年目

出身大学はどこですか?
鹿児島大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
沖縄県立中部病院内科プログラム


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
沖縄県立中部病院島医者養成プログラム


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
沖縄県立中部病院(559床、1次〜3次)
小離島で1人で働くための知識とスキルを身につけるための各科ローテーション(1年間)
(内科、外科、小児科、整形外科、救急、皮膚科、産婦人科など)
※小離島での事前研修を含む


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
沖縄県立中部病院(559床)
小離島で1人で働くための知識とスキルを身につけるための各科ローテーション(6ヶ月)
(内科、外科、小児科、整形外科、救急、皮膚科、産婦人科など)
ハワイ大学や国内の他の家庭医療プログラムでの短期研修を含む

沖縄県立地域中核病院(約300床)
小離島で1人で働くための内科・救急スキルを身につけるための病院研修(6ヶ月)
※小離島での事前研修を含む


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
沖縄県立病院附属離島診療所(無床診療所)
小離島診療所で医師1人、看護師1人、事務員1-2人の環境での勤務(1年間〜)
外来(全科)、時間外を含めた24時間オンコール体制の救急、学校医など


それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
基本的に自由。
専攻医3年目で勤務した離島診療所勤務をもう1年継続することが多い。
私自身も離島勤務を追加で1年間継続した。


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
琉球大学医学研究科 臨床研究教育管理学講座 博士課程 所属(現在、特定の勤務先はなし)


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
初期研修の中の地域研修で、family medicineを海外で学ばれて日本で開業している先生のもとで数週間研修した時に、初めてGPやfamily medicineという概念があることを知った。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
学生の頃から、1つの科に絞ってスペシャリストになるよりも、幅広く全人的な医療に関わるジェネラリストになりたいと思っていたから。


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
出身大学にプログラムの先輩の先生がおり、話を聞いて実際に見学に行った。


進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
周りの研修医や指導医の雰囲気、病院の雰囲気、十分な知識とスキルが身に付けられる適度な忙しい環境、など


専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
専攻医になりたての頃は、総合診療医という資格で今後この世界でやっていけるのだろうかと不安はあった。卒後7年目になった今は、そういう不安はなくなっている。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
学生の頃に思い描いていた医師像に少しずつ近づけていること。家族や周囲に医療面の相談を受けた時に「専門じゃないから分からない」と言わないで済むこと。病院外の公共の場での急変対応にも自信がついたこと。医療現場にこだわらず、医療×◯◯という無限のキャリアパスがあり、特定の道筋にこだわらなくて良いこと。


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
医師になってからは特に障壁は感じていない。研修プログラムの病院では、各専科の先生がたもプライマリケアに非常に理解があり、「離島で働くなら、これは絶対押さえておけ」と熱い指導をして下さった。
(学生時代は総合診療への理解のある医師は周囲に少なく、進路に悩んだ)


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
良い意味で、仕事と家庭という区別はあまりなく、家族と相談しながら、自己実現のために自分がその日その時に重点を置きたいことに時間を使うようにしている。家族と対話する時間も、患者さんと向き合う時間も、研究や自己研鑽の時間も、全て人生の中の愛しい時間だと思う。バランスはその時々の直感で決めている。


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
臨床研究、後輩への教育、地域作り、障がい、メンタルヘルス、スポーツ医学など


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
家庭医療医や総合診療医の数だけ、様々なキャリアパスがあると思います。色々な先輩の話を聞いて、現場を見てみてもらいたいと思います。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。

121.島根 男性 医師24年目

出身大学はどこですか?
自治医科大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
島根県立中央病院


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
隠岐病院


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
隠岐病院(内科)


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
隠岐病院(内科)


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
都万診療所


それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
島根県立中央病院(産婦人科)、隠岐病院(産婦人科)、島根大学産婦人科


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
隠岐病院(総合診療科+産婦人科


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
とりあえず患者さんから何でも相談してもらえる医師になろうと


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
自治医科大学卒業生のため務先の選択肢はほぼなく・・・

 

専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
家庭医療専門医を目指す医師がその当時まわりにいなかったこと


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
町中でも患者さんから相談を受けることがあること


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
ほどよい緊張感と力の抜き具合


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
家庭医療専門医を取得した後、妊婦さんも診れる総合診療医を目指して産婦人科研修を行って産婦人科専門医も取得し、現在総合診療科+産婦人科の仕事に従事しています。今後は多くの総合診療医の先生方に女性診療(ウイメンズヘルスケア)にもたずさわってもらえるように働きかけをしたいと思っています。


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
総合診療医は単に病気ではなく患者さんを全人的に幅広く診療するにとどまらず、多職種間で協働する際にリーダーシップを発揮したり、コーディネート役を請け負うなど大変やりがいのある仕事です。総合診療に興味ある学生さん、若い先生は是非一歩踏み出して下さい。

120.静岡 男性 医師5年目

出身大学はどこですか?
浜松医科大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
伊東市民病院


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
静岡家庭医養成プログラム(SFM)/浜松医科大学総合診療専門研修プログラム


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
磐田市立総合病院小児科、中東遠総合医療センター専門内科、菊川病院総合内科、浜松医科大学救急部


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
菊川病院整形外科、中東遠総合医療センター小児科、磐田市立総合病院専門内科、菊川病院産婦人科、菊川病院総合内科


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
森町家庭医療クリニック、聖隷三方原病院ホスピス科、坂の上ファミリークリニック訪問診療、浜松佐藤町診療所、聖隷袋井病院リハビリ科、藤枝市立総合病院小児科、菊川市家庭医療センター

 

現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
菊川市家庭医療センター週4日+市立御前崎総合病院など専門科週1日
家庭医療センターでは外来(内科・小外科・心療内科・小児科・整形外科・皮膚科・婦人科を標榜)・訪問診療・ワクチン接種など幅広く行いつつ、週1日勉強のため各専門科をローテートしている。


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
大学4年生?のとき、当科教授の授業を受けたことでした


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
大学6年生の時、現所属先で院外実習を2週間行いました。活き活きと患者を診察している家庭医の先生方の姿を見て、自分もなりたいと思いました。
初期研修医2年目の地域研修がやはり楽しくて、最終的に決断しました。


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
静岡県から奨学金を借りており、県内で家庭医を行うのは当プログラムしかありませんでした。過去に実習にも来ていたこともあり、あまり情報は集めませんでした。


進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
県内で唯一家庭医療を学べることです


専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
診察する範囲が広すぎるため、頭の良くない自分が総合診療医になれるのだろうか...?
 →やっぱり予想通り勉強は大変ですが、それ以上にやりたいことをやった楽しさの方が大きいです。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
訪問診療では背景や生活環境も自分の目で直接確認することができ、患者さんに深く関わることができること。色々な人生が垣間見えます。


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
ポートフォリオ作成への一歩目を踏み出すのがなかなか大変です。
 →木曜PMのSFM全体レジデントデイ内でポートフォリオ企画を実施して、少しでもポートフォリオに触れるようにし始めました。


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
在宅当番は4日に1回ほどありますが、現在は病棟を持っていないため、コールフリーの日を作ることができています。


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
診療所に来ないような方々にも、健康になってもらえるような仕組み作りに興味があります。キーワード的には”健康の社会的決定要因”も興味がありますね。


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
家庭医療と専門医療で一番異なるのは、患者を診る”目線”だと思います。もしも家庭医療・総合診療に興味があるのなら、専門家に進んだ後ではなく、最初から家庭医の道を選んだ方が、アプローチに大切な”目線”を得ることができると思いますよ!

119.北海道 男性 医師約20年目

出身大学はどこですか?
北海道大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
勤医協中央病院 初期研修 1年
勤医協苫小牧病院 内科  1年
釧路協立病院 内科    2年


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
函館総合診療研修プログラム +函館稜北病院家庭医療プログラム


専攻医・それ以降の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
勤医協中央病院 総合診療センター 6-10年目
 当初は感染症フェローシップになろうと思っていましたが、意中のところと恋が実らず、なんとなく初期研修したところの総合診療部に戻りました。
そこで医学教育を学んで、これまで自分なりに行っていた教育は自分でもあまり良いものではないなと思っていましたが、スキルを身につけるとこんなにも教育効果が得られ、楽しくなるものかという経験を積みました。日々の臨床推論カンファ、臨床倫理4分割カンファ、SEAなどを行い指導医講習会でも講師をする経験を積みました。
 家庭医療専門医のプログラムの指導医となったので、専攻医と一緒に家庭医療を一から学んでいき、そこで今まで自己流で経験を積んだものが家庭医療の理論としてあるんだということに衝撃を受けて、最初はPCCMなどお経のように聞こえたものが、徐々に体に沁み込んでくる経験をしました。PF指導、レクチャーなどするにあたり理論的理解と実践が結びついてきてようやく家庭医療学というものをわかってきたのがこの頃と思います。
 また救急車もかなり受け入れている病院だったので、内科系のICUに入るような重症症例、多疾患併存、診断困難事例など幅広い疾患を診ながら奮闘したのが今のベースを作っていると思います。

東京医療センター 総合内科 半年間
 出向研修にその当時おそらく総合内科で日本一の患者数を受け持っていた東京医療センターを選びました。ここでは自分で患者を直接持たないでチームに陪席する形で総合内科の指導・研修体制を学び、研究手法を学び、そして日本全国の総合診療・家庭医療を実践している病院、診療所等を見学に行くことを3本柱として非常に有意義な研修をさせてもらいました。卒後10年目くらいでじっくりと他院のことを見学できる機会はなかなか無いので、客観的にいろいろな視点で物事を見られるのでとてもお薦めです。

勤医協中央病院 総合診療センター 11-13年目
 出向研修から戻って全国で色々見てきたことを取り入れて、カンファレンスのやり方、時間、チーム制、教育方法等これまでのことを変えました。
 院内横断業務として、院内全体のデスカンファレンス、看護師SEA、臨床倫理カンファレンス等にも関わり、院内外へのACP普及活動、講演等行いました。


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
函館稜北病院 総合診療科
 外来、病棟、在宅、内視鏡等行っています。特に在宅は市内で機能強化型在宅支援病院としてかなりの数の患者をフォローしており、在宅看取り等も含めて市内の在宅療養を支えています。
 急性期病院から在宅に紹介されて亡くなった患者のデスカンファレンスを、急性期病院を会場に持ち回りで行い、関わった人だけではなく誰でも参加できるようにした函館オープンカンファレンスをコロナ前までは開催していました。これにより市内で急性期病院と在宅側の相互理解が進み、市内のリソースの把握や連携がスムーズに進む効果がありました。

 現在総合診療専門研修専攻医が毎年のように入り、リハビリ専攻医も加えて若手が多く出入りする病院になりました。学生、初期研修医も毎月のように来るので、指導、そして研修として事欠かない環境が整っています。


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
学生実習で岩見沢の美流渡診療所に行きましたが、そのときはまだピンと来てませんでした。医師6年目でいろいろな人の話を聞いてからでしょうか。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
自分は病気よりもその人が良くなることに関心があることに気がついていました。内科全般を学んでいる時になんとなく行っていたいわゆるアートの部分が、家庭医療学で理論化されていることに驚き、感染症専門家よりもこちらのほうが面白そうと思いました。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
病気以外でもその人の役に立てることがいろいろあることを実感します。


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
たまに他科の無理解でディスられることも多少あったような気がしますが、見ている人はきちんと見てくれているので、むしろ何も知らないでディスるのは可愛そうとくらい思ってました。
お互いリスペクトして本人のために役に立てばそれで良いので、今は全く障壁は感じないです。


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
遅くまで仕事する日と早く帰る、休む日のメリハリをつけてます。


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
地域全体の連携、レベルアップをして、この地域に住んで良かったと思えるような取り組み


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
迷ったらGO! 将来他の分野に進みたい、進むかもしれないで迷っているなら総合診療、家庭医療を学ぶことはとてもプラスになりますね。まあどんな道を進んでも本人次第で無駄なことは一つもないのですが。