総合診療医 キャリアの軌跡

総合診療医がどこで何をしているか、どのようなキャリアを歩んできたかを一覧で示すことで、学生や医師のキャリアを考える助けになることを目指しています。変更や削除の希望、ご意見・ご感想は記事にコメントをお願いします。

62.東京 女性 医師26年目

出身大学はどこですか?
筑波大学


初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
沖縄米海軍病院、東大病院、国立国際医療センター(現・国立国際医療研究センター


所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
研修は東大病院内科研修プログラム、現在は民間病院内科


専攻医1年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
沖縄米海軍病院:内科、外科、産婦人科、小児科、家庭医療科、救急のローテーション


専攻医2年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
東大病院:第一内科(消化器、血液、代謝内分泌、腎臓など)第二内科(消化器、呼吸器、循環器など)


専攻医3年目の研修場所、研修内容(期間・目的など)を教えてください。
国立国際医療センター:消化器、循環器、呼吸器、腎臓、膠原病、神経、感染症


それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
国立国際医療センター消化器内科、

東大病院消化器内科、

東京都老人総合研究所(現・東京都健康長寿医療センター)(実験)、

東大病院消化器内科、

日立製作所健康管理センター(産業医)、

河北総合病院家庭医療科・河北サテライトクリニック(外来と訪問診療)、

東都文京病院内科(病棟)


現在の勤務先と、勤務内容について教えてください。
東都文京病院(旧・東京日立病院)内科で、総合内科医として病棟業務を主に、外来、健診内視鏡などを行っています。


初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか?
学生時代に、大滝先生から教えて頂いたような気がします。川崎医大で行われた夏期セミナーに参加し、家庭医療と総合診療は違うということを知ったのが一番記憶に残っています。


家庭医療(総合診療)専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
家庭医療の専門研修は受けていませんが、もともと総合診療医への憧れはあり、そういうマインドも持ちつつ、その時その時の医療を行ってきたと思います。


プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか?
 
進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか?
 
専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。
 
家庭医療(総合診療)専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
外来や病棟で患者さんを診ていて、内科全般及び泌尿器科や精神科領域など、プライマリケアを提供できる範囲が少しずつ広がり、また適切に紹介を行うことで、患者さんの期待に応えられていると実感しています。


専門医を取るに当たって、あるいは総合診療医として働いていてどのような障壁があります(した)か。また、それをどう乗り越えたか教えてください。
総合診療医という意味ではかなり遠回りをしており、途中育児もあったので、その時できることをできる範囲で一生懸命やってきました。今すべてが役に立っています。


ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
外注できることは外注する。便利なものは使う。優先順位をつける。 


今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
病棟に18年ぶりに復帰し、日々勉強です。病院経営にも興味があります。


家庭医療(総合診療)を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
これからの高齢化社会、最も必要とされるのは、患者さんを全人的に診ることのできる総合診療医だと思っています。患者さんや家族にも、”先生のおかげで日々安心して過ごせています””先生でよかった”と感謝され、やりがいがあります。是非多くの医師に目指してほしいと思います。