101.福岡 男性 医師4年目
出身大学はどこですか？
山口大学
初期研修はどこの病院でしたか。また、初期研修のあと専攻医になるまでの経歴があれば教えてください。
飯塚病院
所属、または卒業プログラム名を教えてください。卒業と現所属のPGが異なる場合、両方お書きください。現所属PGでトップページに振り分けます。
飯塚・頴田 総合診療専門研修プログラム
専攻医1年目の研修場所、研修内容（期間・目的など）を教えてください。
各ローテーション期間は3ヶ月ずつ 飯塚病院（病棟総合診療、小児科、救急）＋頴田病院（病棟）
専攻医2年目の研修場所、研修内容（期間・目的など）を教えてください。
頴田病院（病棟3ヶ月、在宅3ヶ月） 飯塚病院（皮膚科1.5ヶ月、整形外科1.5ヶ月、選択内科3ヶ月）
※選択内科は膠原病内科1.5ヶ月、腎臓内科1.5ヶ月を選択
自信のなかった膠原病全般、透析患者やCKDのマネジメントを学ぶ目的でした
専攻医3年目の研修場所、研修内容（期間・目的など）を教えてください。
飯塚病院(産婦人科1.5ヶ月、総合診療選択3ヶ月、選択1.5ヶ月)
僻地医療研修(下関市立豊田中央病院 6ヶ月)
※選択期間は総合診療外来1.5ヶ月、内科重症疾患チーム1.5ヶ月、漢方診療科1.5ヶ月を選択
高次医療機関の総合診療科外来と内科重症疾患のマネジメント、漢方薬の使い方を学ぶ目的
それ以降の勤務場所、勤務内容を教えてください。
当院は2018年度と2019年度は4年プログラムでした。 4年目）
僻地医療研修(下関市立豊田中央病院 6ヶ月)
頴田病院(在宅 3ヶ月)
飯塚病院(総合診療選択 3ヶ月 未定)
初めて総合診療医に会った、総合診療医のことを知ったのはどんな時でしたか？
地域枠で大学を受験するため、地域医療について調べていたところ、たまたま浪人中のチューターの方にもらった新聞記事に「総合診療について」という記事があった。 某大学で総合診療科が立ち上がったこと、背景にイギリスではGPという医師がおり、活躍していることが書いてあった。 これからの地域医療には総合診療医が必要と感じた。
家庭医療（総合診療）専門医研修を履修しようと思った理由、総合診療医になろうと思った理由を教えてください。
上記の記事を読み、直感的に「今後の日本には必要」と感じた。 後から振り返れば、併存疾患を多数持つ家族がポリドクターとなり、ケアが分断されていることが自分の中では大きかったかもしれない。 大学に入り、大学の総合診療部の先生や先輩方、家庭医療学夏期セミナーで出会った仲間の影響でモチベーションを維持/向上できた。
プログラムや勤務病院選びの際にはどのように情報収集しましたか？
先輩方からの意見が一番だった。 また、見学に行くと、行った先で同様の志望を持つ先輩や同期に出会え、そこで情報を教えてもらうこともできた。
進路選択で重視したポイントや、プログラムを選択したポイントは何でしたか？
将来、地元の医療に貢献したいという目標があった。 そのためには病棟総合診療の実施できる能力と、家庭医療学を教えられる知識が必要と感じ、両方を学べるプログラムを重要視した。
専攻医、総合診療医になる前に、心配だったことがあれば教えてください。また、不安がその後どうなったのか教えてください。
他の専門医からどのように思われているか、アイデンティティが保てるかどうかは気がかりであった。また、そもそも自分自信が医師としてやっていけるかに自信がなかった。 自分あるいは他者と協力してできることが増えてくると、少しずつ自信につながった気がした。
家庭医療（総合診療）専門医研修を履修してよかったこと、総合診療をやっていてよかったことを教えてください。
慢性疾患の一般的な管理や予防医学の実践、包括的ケアの実践が少しできるようになってくると、他の専門職とは明確に異なる専門性としてアイデンティティが確立されてくる気がした。
ワークライフバランスについてのお考えや、何か工夫されていることがあれば教えてください。
睡眠時間をつけたり、Daily/Weekly/Monthlyで予定を組んだりしているが、正直なところ試行錯誤しています。
今、力を入れていることや、今後やりたいこと、興味のある分野について教えてください。
生活習慣を中心とした習慣を身につけて、自身の改善活動を作ることは意識しています。 教育分野に興味があるので、少しずつ学びたいと考えています。
家庭医療（総合診療）を志す学生や医師にメッセージや今後の意気込みなど一言お願いします。
日々変わる制度や周囲の声で不安は沢山あると思うけれど、 「内科」とは明確に異なる「総合診療」を選択して良かったと思っています。 迷っている人がいたら、ぜひ見学や研修先で「ロールモデル」に出会ってもらえたらと思っています。
